人気沸騰のメタルティップラン!2020年の今年、クレイジーオーシャンからオーシャンスピアのスパイラルガイドモデルが満を持して発売されました。今までのストレートガイドモデルを残して新たに4.5フィートモデルが加わり合計4機種としてラインナップされています。その中の5フィートのスパイラルガイドモデルOSP-SG50Cについて、ファーストインプレッションを交えて詳しくご紹介します。あくまでも私見です。予めご承知おきください。
オーシャンスピア スパイラルガイドモデルOSP-SG50Cの特徴
オーシャンスピア スパイラルガイドモデル OSP-SG50Cは柔らかい?
まず初めにSNSでスパイラルガイドは穂先が柔らかくなってるよってコメントを頂き???って思いました。素材は形状記憶チタンのテクニカルトップ、素材が変わらないのに柔らかくなってる???素朴な疑問です。そして実際に手に取り穂先を曲げてみても特に柔らかくなってる感じがありません。不思議に思いながら実際に使ってみたらなるほどなって思いました。
オーシャンスピア スパイラルガイドモデルOSP-SG50Cはここが違う!
ストレートガイドモデルと比較するとトップガイドからのガイド間隔が若干広く取られていてガイドも一個少なく設計されています。しかもガイドは下向き。そうなんです。素材は変わりませんがここを変えることによってソフトに、柔らかく感じるのです。更にクレイジーオーシャンの動画ではティップの表裏があると解説されていますのでその辺にも柔らかくなったと感じる理由があるのですね。
オーシャンスピア スパイラルガイドモデルOSP-SG50Cのアタリの出方は?
アタリの出方もストレートガイドモデルとは若干違います。ストレートガイドモデルのアタリはドン!って太くインパクトのあるアタリですがスパイラルガイドモデルはトン!ってシャープでキレのあるアタリが感じとれます。最初に茱崎のディープオーシャンで使った時はドロッパーまで1.5cmのエダスがある高活性仕掛けにしていました。最初はこの仕掛けなんでアタリが軽く感じるのかなって思い、次に小浜 犬熊の佐藤丸では従来の直ブラタイプの仕掛けを使ってみました。しかしアタリの出方は同じくトン!と軽く感じました。これはイカの大小はあるかもしれませんが明らかにスパイラルガイドモデルの特徴だなって確信しました。
オーシャンスピア スパイラルガイドモデルOSP-SG50Cはここが凄い!
オーシャンスピア スパイラルガイドモデルOSP-SG50Cはライン絡みが皆無!
そしてなんと言ってもスパイラルガイドモデルになって大きく変わったのが穂先のライン絡み回避です。ストレートガイドは軽いスッテを使うとどうしても知らない間に一瞬トップとセカンドガイドの間にラインが絡まり最悪の場合、穂先を破損する可能性があったのですがスパイラルガイドモデルではこのライン絡みが皆無です。先日、軽い12号のスッテを使ってみたところ、若干のスッテの跳ね上がりはありましたがラインが絡む事はありませんでした。ストレートガイドモデルでは20号のスッテを推奨していましたがスパイラルガイドモデルでは15号より軽くても問題ないです。
オーシャンスピア ストレートガイドモデルのデメリットと課題!
ストレートガイドモデルでは、アタリがあって間髪入れずに合わせるため乗らないんじゃなくてイカを弾いていると私は考えています。また、イカを掛けてからも穂先が固い分、バラシや身切れが多く、掛けてからもただ巻きあげるだけでイカメタルの楽しさがないとの声も聞きます。
オーシャンスピア スパイラルガイドモデルOSP-SG50Cはストレートガイドモデルの課題を見事に克服!
この点についてもスパイラルガイドモデルは見事に克服しています。
スパイラルガイドモデルは穂先が若干ソフトになっている分、食い込みが良くなっています。ストレートガイドモデルに比べ、間髪入れずに合わせてもワンテンポ、いや0.5テンポのタイムラグが生じるため合わせも決まり、食い込みが良くなっているのです。そして、イカを掛けてからイカの引きを存分に楽しむことが出来、バラシも少なくなっています。しっかりとフッキングが決まっていることで一連の流れを楽しむことが出来るのです。凄いですよね。
なぜストレートガイドモデルを残したの?
満を持して発売されたオーシャンスピア スパイラルガイドモデルOSP-SG50C!これがあればストレートガイドモデルは必要ないのでしょうか?答えはNOです!
ストレートガイドモデルは競技用?
茱崎のディープオーシャンの浜野船長はオーシャンスピアを競技用ロッドとして考えないといけないって仰ってました。ママチャリで一生懸命漕いでもスピードは出ませんが競技用の自転車に乗り換えれば一気に加速します。ランニングシューズから競技用のシューズに履き替えても答えは同じです。あくまでもイメージですが浜野船長の仰っていることは理にかなっていると言えます。
ストレートガイドモデルは使いこなせば圧巻の釣果をたたき出します。
イカメタルの競技はありませんがトップをとりたい、とにかく数を釣りたいって時にストレートガイドモデルは威力を発揮すると私は考えています。イカを掛け合わせて連続でぶち上げたい時、そんな時はストレートガイドモデルが圧倒的に有利です。良くバストーナメントでブッシュに潜むデカバスをごぼう抜きでボートに上げてますよね、あのイメージです。
ストレートガイドのアタリの出方
前半でご紹介した通りストレートガイドモデルは太くインパクトのあるアタリを感じ取れるのが特徴です。なので高活性でアタリが連発する時はストレートガイドモデルでバンバン抜き上げた方が手返し良く数も稼げます。
なぜストレートガイドモデルを残したの?
ストレートガイドモデルはスパイラルガイドモデルとは別物と考えて頂ければと思います。使いこなせば圧巻の釣果が叩き出せる競技用ロッドのイメージであるからこそ残さない選択肢は無かったのではないでしょうか。
スパイラルガイドモデルとストレートガイドモデルの競演!
スパイラルガイドモデルとストレートガイドモデルはどのシチュエーションで使えば良いのでしょうか?私なりの見解をご紹介します。
スパイラルガイドモデルとストレートガイドモデルの使い分けは?
オーシャンスピア スパイラルガイドモデルOSP-SG50C
スパイラルガイドモデルは前半ご紹介した通り、小さく繊細なイカのアタリがシャープに取れる事が特徴です。この特徴を生かそうとすると、ポイントに到着して、最初にイカのアタリを取る時、ポツリポツリとしか釣れない所謂ポツリポツリ便で活性が低い時、ロングステイでしか食ってこない時、どうも普通のイカメタルのほうがいいんじゃないかなって思うほど渋い時、そんな時に効果を発揮すると考えられます。
オーシャンスピア ストレートガイドモデルOSP-50C
ストレートガイドモデルは前半ご紹介した通り、太くてインパクトのあるアタリを感じ取れる事が特徴です。イカメタルでボチボチと釣れている時~一気に地合いが来た時、スッテを落とせば何かしらの反応があるほど高活性な時、ワンピッチジャークで止めた瞬間にアタリが出ている時、残り時間が少なく一気に数を伸ばしたいと時、そんな時に効果を発揮すると考えられます。
スパイラルガイドモデルとストレートガイドモデルで使う仕掛けは?
クレイジーオーシャンから新しく発売されている3タイプのCOイカメタル仕掛け、これは非常に興味があります。活性別にエダスの長さを調節しているのですが、例えばストレートガイドモデルでアタリはあるのにイカをはじいてしまう時なんかはエダスの長い中間から低活性モデルを使うことで食い込みが良くなると考えられます。
また、逆にスパイラルガイドモデルでもアタリが小さくイマイチ分かりづらい時はエダスの短い高活性仕掛けや従来の直ブラモデルにしてアタリを出してやったりとパターン別にロッドと仕掛けの組み合わせを変えることでアングラーの意に沿ったメタルティップランが楽しめます。
メタルティップラン2020はオーシャンスピア スパイラルガイドモデルとストレートガイドモデルでを楽しもう!
メタルティップラン2020!オーシャンスピア スパイラルガイドモデル OSP-SG50Cを徹底解説と題してご紹介しましたがいかがだったでしょうか?冒頭でも書きましたがあくまでも私見が入っています。あらかじめご了承いただければと思います。最後にインプレらしい事を書くと、オーシャンスピア スパイラルガイドモデル OSP-SG50Cはすごく楽しいロッドです。ガイドが下を向いている分しゃくりやすく、本当にアオリイカのティップランをしているような感覚です。イカが掛かってからもイカメタルのように引きを楽しむことが出来ますし、掛け合わせた時の重量感を味わうことが出来ます。
今までのストレートガイドモデルはただただアタリの出方に驚いて無我夢中でメタルティップランをやっていましたが、スパイラルガイドモデルは更にメタルティップランの楽しさを提供してくれる、そんなロッドに仕上がっています。
これからメタルティップランを始めようとする方はトラブルレスのスパイラルガイドモデルを、ストレートガイドモデルでメタルティップランを楽しんでおられる方は更にメタルティップランが楽しめるスパイラルガイドモデルを手にすることをおすすめします。メタルティップラン2020はオーシャンスピア スパイラルガイドモデルとストレートガイドモデルで楽しみましょう。
え?4.5ftモデルですか?お財布と相談してみます(笑)
最後までお読みいただきありがとうございました。
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